1年前から
海外青年協力隊に行っている教え子がいます。
現在、28歳くらいかな。彼は教え子の中でも3本の指に入る頭の切れる生徒でした。
しかもスポーツ万能で、ルックスもまあまあ良し。
少し変わっていてチョイ悪な生徒でした。
高校は安古市高校へ苦もなく合格しました。
ところが、大好きなバイクや車の整備士になりたいということで大学進学しなかったのです。
要領の良い彼はすぐに整備士になり、資格という資格を取り巻くっていました。
そんな彼が2年前にひょいと教室に現れました。
「先生、英語の教科書で古くなっていらないのがあったらちょうだい。」と。
よくよく聞くと、
「俺は海外青年協力隊を受験してみようと思っているんだ。希望はフィジー。そのまま永住してもいいなあ。でも俺が英語はあんまり勉強してなかったのを、先生は知ってるでしょ?だから猛勉強しようと思うんだ。」
そこから彼は
仕事を退職して浪人。本当に一発で
合格してしまったのです。
しかし、派遣先は
ホンジュラス。
前回ワールドカップサッカー大会で初出場したから少し知名度があがりましたが、フィジーとは違って観光も何もない貧しい国です。しかも、努力した英語は関係なく
スペイン語なんですね。
彼からは時々、メールが来ます。
思うのは本当に日本は平和ボケしています。ホンジュラスはいつでも戦闘態勢です。空港には戦車がいて、夜中には銃声が聞こえているらしいです。
そんな彼から、年末年始の長期休暇で近隣諸国を旅行したらしく、「
カリブの風をあなたに・・・」というタイトルでメールと写真が届きました。

広島東洋カープの出資で運営されている野球学校「カープアカデミー」で知られているドミニカ共和国です。
写真の右がその教え子です。
ホンジュラスの人たちにも東洋人だと思われない顔立ちをしています。